グローニンゲン

ふれあい街歩き体験!


自転車の街としても知られるグローニンゲン。前回の旅で友達になったオランダ人の子を訪ねてアムステルダムから2時間半かけてやってきた。

最近「Pen」という雑誌の表紙を飾った現代美術館も駅のすぐ近くにある。
グローニンゲンの駅は、まるで教会のようにステンドグラスやモザイク画が施してある立派な建物だった。しかしいったん外へ出ると現代美術館が目に飛び込んできた。そして駅の地下には、一面に広がる自転車置き場があった。


美術館併設のカフェでランチをして、さっそく美術館へ。
何といっても、この建物自体が面白い。受付から、カラフルなモザイクの螺旋階段で地下の展示室へと降りていく。すると、細い渡り廊下に潜水艦のような窓があり運河の光を反射して陰が波打っている。地下の部屋なので、窓から外をのぞくとちょうど自分の立っている地面と水面が同じくらいの位置にあり、不思議な感覚にとらわれた。
企画展の方は、チケットと一緒に渡されたキーホルダーのようなものを展示作品のキャプションにかざすと、その情報が記録され、後でメールアドレスを登録するとその作品の写真や情報が送られてくるというサービスまであるから驚きだ。

2階は中国の磁器を展示してあるのだが、周囲をカーテンで覆っていて何ともエレガント。展示数は多くないけれど、十分楽しめる内容になっていた。



グローニンゲンは大学が多く、学生の町でもある。中央広場は新入生を歓迎するライブや、屋台、部活の呼び込みブース、パーティーと人がたくさんいた!
老舗のパンケーキ屋で広場を眺めながらお茶をした。バターたっぷりの小さいパンケーキにクリームと粉砂糖。おいしいけどカロリー満点!!ずっとオランダに住んだら太ってしまいそうだ。


小さな町なので、道ばたでばったりと知り合いにあって立ち話をしたり、建物を眺めていると管理人さんが「ちょっと中をのぞいてみる?」と気軽に入れてくれたりして、まるでNHKのふれあい街歩きの取材をしているようだった。歴史ある大学にも案内されたが、大学というよりも国会議事堂や市庁舎のように見えた、中には大きなステンドグラスがある。また、アールヌーボー様式の建物もいくつか見かけた。

学生の溜まり場になっている、広場に立ち並ぶ3軒のパブがある。ここは外観は3軒なのだが、実は中は繋がっており、自由に行き来ができる。中はアールヌーボーの大きなステンドグラスや家具、ハリーポッターに出てきそうな書斎風の部屋などがあって見ているだけで楽しかった。

締めくくりは、オランダの伝統料理。ジャガイモが主食とは聞いていたがこんなにすごいとは想像がつかなかった!「マッシュポテトとミートボール」って頼んだはずですが…。ミートボールじゃなくてハンバーグサイズ!マッシュポテトも山盛り!半分しか食べられなかったけれど、美味しかった。
ここでも隣の人が気軽に話しかけてきたり、知り合いが通ったりして、旅行よりも少しグローニンゲンの人々と触れ合えた気がした。