Café Boullion


大家さんのJukkaさんが行きつけのカフェで展覧会があると誘ってくれたので、近所の調査も兼ねて連れて行ってもらった。おいしいカプチーノを片手にカフェに展示してある、色々なテイストの絵画を見て回った。
Jukkaさんは小学校の低学年の先生。主に木工、生物、道徳などを教えているそうだ。
フィンランドは教育レベルが高い国として知られていると話すと、それは試験の結果によるところが大きいとJukkaさんは話していた。フィンランドは移民の率が少なく、全てフィンランド語で教えられるけれど、例えばドイツを例にとると40パーセントが移民だったりする、そうするとドイツ語での理解率が低いのも当然だ。
しかし日本と異なるのは、必ず小学校から木工という科目があること。バンドソーやサンダーを使ってもの作りをする。設備も整っていて、電動の本格的な機械を使うそうだ。殆どの家が木造で、森が身近な国らしい。フィンランドの森林は国土の70%を占める。しかし日本も同じくらいの率の森林があり、木造建築や森林との馴染みが深い国民なのに木工の授業があまりないのは少し残念だ。
パルプ産業やNOKIA以外にこれといった大手企業がなく、食料の50%を輸入に頼っているためフィンランドにはINNOVATIVEな企業が早急に必要だといっていたのが印象的だった。
確かに起業家に対する支援が充実していたり、未来を見据えた革新的な考え方がフィンランドには浸透しているように思う。総人口500万人、国民一人一人が貴重な人材なのだ。


おまけ…
帰りにPRISMAという日本で言うイオンのようなスーパーに寄った。
一品目に対する種類の多さに驚いた!しかも一色だけ!写真は女児用の手袋。