Nuutajärvi

iittalaの工房でガラスのワークショップを見学。

ガラス、陶器ブランドのiittalaの工場があるNuutajärviに向けてバスは出発した。The Next 100 Yearsというガラスのイベントの一連のツアーなので、大学から無料のバスが出た。あいにくの天気だったが、バスの中でお菓子を食べたり話したり、遠足気分。
もみの木がたくさん生えている森を抜け、広大な農地を抜け、バスは走り続けた。
途中、トナカイ出没注意の標識も現れた。
サービスエリアで休憩をしたが、ここにもiittalaのアウトレットショップやアウトドアショップなどがあって、日本のそれとは大分異なる雰囲気だった。
その後もさらに森の中を通り、絵本にでてきそうなかわいいお家が並ぶ村に着いた。ここかと思ったが、さらにバスは走り続け2時間半でNuutajärviに到着した。



天井の高い、大きなガラス工房があり、店頭でしか見たことのないアラビアのキャンドルホルダーやグラスがつくられていた。キャンドルホルダーは機械で生産されていたけれど、それ以外のものは職人によって手作りされている。炉もいくつもあり、それぞれ違う色のガラスが入っている。
今回は、イタリアやアメリカからガラスのアーティストが来て、制作の様子を公開していた。次々と柔らかいガラスから形が生み出される様子に、皆息をのんで見つめていた。
隣の建物には、トンボ玉の工房や、ガラス作品のショップ、ギャラリーなどが軒を連ねていた。そしてittala outletの大きな店もあった。もう夏も終わった週末だったので、私たち以外のグループはほとんどおらず、閑散としていた。夏にはきっと、大勢の人でにぎわうのだろう。iittala以外にも小さなスタジオが周辺にあるようだ。









午後もアメリカのガラスアーティストのDanteによる実演を見学した。そこで思わぬ嬉しい再会があった。
武蔵野美術大学の名誉教授の島崎先生がなんと工房にいらっしゃった!
翌日のコンファレンスで講演するからだそうだ。
私が学生の頃はまだコースを担当していらっしゃったので、先生の授業も受けたことがあった。
でもまさか、フィンランドのしかもこの村で再会するとは。